バイク整備をはじめるときにまず購入したい工具の一つ、六角レンチについての記事になります。
六角穴付ボルトを緩める・締めるときに使う基本工具
六角レンチは頭の部分が六角形になっており、六角の穴がついてるボルトを緩める・締めるときに使う工具です。
バイクのボルトは六角穴付ボルトがよく使われているので、これから整備をはじめるという場合にはまず購入する工具の一つでしょう。
私はとりあえずE-Value(Eバリュー)のものを購入しましたが、プロの整備士も使うような有名工具メーカーKTCでも700円ぐらいで購入できるので、メーカーはどれでもいいと思います。
ボールポイント付タイプも存在する
関連情報として、ボールポイント付タイプの六角レンチも紹介しておきます。
ボールポイントとは、上の画像の右端についてる丸い形をした部分のことで、この部分の断面も六角形になっているため角度をつけた状態で六角穴付ボルトを締めたり緩めたりすることができます。
ボールポイントでできることとしては、奥まった部分にレンチを入れることができる、と今書いたばかりですが角度をつけてもボルトを回せることです。
ただし、大きなトルクはかけることができないので、基本的に最後に締めるのは結局普通にトルクをかけれるメイン側で締める必要があります。
緩めた後にくるくる回してボルトをとるのには便利ですね。
持ち手の長さはサイズに合わせて適したトルクがかかるようなものになっている
この六角レンチに関するというか工具関連の基礎知識になりますが、この手の工具はサイズにより持ち手の長さが異なる作りになっています。
これは、ボルトのサイズによって適したトルクをかけるためです。
てこの原理と同じように、回転する中心から力をかける部分(持ち手)までの距離が長ければ長いほど、同じ力で回したときにボルトにかかる力(トルク)は大きくなるからです。
眼鏡レンチなどもそういった理由でサイズによって長さが違いますね。
トルク管理にはソケットがおすすめ
同様の理由で、込み入った整備をするつもりならば、ソケットタイプのヘックスビットソケットを使用するのがおすすめです。
とりあえずは六角レンチセットでも問題ありませんが、ソケットタイプであるならばトルクレンチと合わせて使うことができるので、しっかりとトルク管理をすることができます。
カウルを留めてるだけのボルトなんかですとそこまで気にしなくてもいいですがね笑。
しかし、例えばフロントフォークブラケットのボルトなどでは同じサイズのボルトより小さいトルクが設定されているように、場所によっては標準的なトルクとは異なる場合もあります。
まとめ
バイクの整備をこれからはじめようって場合にはまず買っておきたい工具の一つです。
価格も安いので、とりあえず買っておくべきと思います笑
最後にヘックスビットの紹介をしましたが、なんならこちらだけでいいのでは?と思うかもしれません。
ただ、ヘックスビットは大事な部分でのトルク管理には必要になってくるのですが、カウルを留めているボルトなんかでいちいちヘックスビットをラチェットやトルクレンチに取り付けて・・・ってするのはめんどくさいので、結局六角レンチで済ませてしまうことが多いのが私の経験で感じたことです。
なので、両方持っておいても問題ないでしょう。
ボールポイントはついててもついてなくてもどっちでもいいと思います。
一流メーカーでも安いので、好みのものを選んでください。
コメント