バイクのグリップヒーターの取り付け・配線方法を超丁寧に解説

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以前真冬のツーリング対策としてハンドルカバーを購入したのですが、結局更なる快適さを求めグリップヒーターを購入です・・・笑。

今回はキジマのプッシュスイッチ式のグリップヒーターGH08の120mmのものを買いました。取り付け車種はFZ1 FAZERです。

スイッチ一体型がすっきりしていますが、ハンドルカバーと併用予定だったので、操作性と視認性のプッシュタイプにしました。

私も結構調べましたし、需要ある内容だと思うので、とりあえず今回は取り付け方法をメインに書いていきます

キジマのグリップヒーターのレビュー自体はまた別記事に書きます。

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キジマのグリップヒーターGH08(プッシュスイッチタイプ)を購入

というわけで、キジマのグリップヒーターを購入です。

汎用グリップヒーターとしては、デイトナかキジマのほぼ二択だったのですが、デイトナのはグリップの長さを選べなかったのと、レベル4まであるのに、3と4は急速加熱用で通常使用NGとかいうよくわからない仕様だったので、キジマにしました笑。

後キジマの特徴としては、電圧降下時には自動で出力を下げてくれるという機能がついています

同封されているものは、

・本体
・結束バンドとエレクトロタップ
・プッシュスイッチをハンドルに固定するマウント
・取説

です。

キジマ グリップヒーター GH08(プッシュスイッチ) レビュー
購入してから既に1年経過してますがw今更ながらキジマのグリップヒーターのレビューです! 今回購入したのはスイッチが別のプッシュスイッチタイプGH08で、取り付けは自分でしました。 グリップヒーターの取り付け方法については別記事にて書いたので...

メーカー:キジマ
モデル:GH08 プッシュスイッチ 120mm
価格:8,000円

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購入前に心配だったこと

これまで電装系をいじるのに苦手意識なんもあり、いくつかの懸念ポイントがありました。

配線を自分でできるかどうか

まず大きな懸念ポイントはこれですね。

商品画像だけじゃ配線部分がどうなってるのか正直わからん・・・

というわけで、まずは本体を購入してから、必要があるならば追加で端子などを購入しようかなという感じでした。

で、現品が上ですが、アース側は丸型端子で、電源側は特に何も取り付けられておらず先端部分ははんだ付けしてまとめられていました

当初は、スイッチボックスの平型端子を分岐させてそこから電源を拝借しようとしたのですが、アース側への分岐の長さ全然ないやん!笑、ということで、別の方法を考えていたところ。

そしたら、エレクトロタップが同封されていたので、これを使ってやれということですね~。

これまでエレクトロタップの存在を知らなかったのですが、これ、結構便利なアイテムですね!

誤った使い方をした場合断線のリスクがありますが、かなり良いアイディアだと思います。

端子やら配線分岐やらがめんどくさいので、とりあえず今回はこちらを使ってみます。

バイク配線の分岐に便利なエレクトロタップの使い方、仕組み
エレクトロタップという配線を分岐させるアイテムの存在を最近知り、めっちゃ便利やん!と思い仕組みや使い方をまとめたいと思います。 エレクトロタップは配線の分岐に使われる エレクトロタップの形状やタイプはいくつかありますが、用途はどれも同じで上...

グリップを固定するボンドらへん

次の懸念ポイントはグリップの固定です。

今回はアマゾンで同時に購入されていますと出ていた耐熱グリップボンドを購入

下調べしたところ、ちゃんと固定するのになんか手間だなあという印象だったのですが、ボンドの取説では少し塗布して5分で使用可能と書いていただけで、特に特別なことは書いてなかったので、こちらもその通りにします笑。

グリップの長さ

キジマの公式サイトにグリップサイズの寸法、つまりどこからどこまでが長さになってるのか書いてなかったのでちょっと不安でしたが、実寸は以下のようになります。

根元から端までですね。まあ普通に考えたらここ以外の長さは考えられないのですが・・・笑。

通販はそういうささいなことでも心配になるので、参考になればと思います笑。

 

というわけでFZ1 FAZERを例に配線やらグリップの取り付けやらを詳細に解説していきます

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まずは配線から

まずは配線です。

どこから電源を拝借するか吟味・・・

配線をする前に、まずどこから電源を拝借するかを考えないといけません。

だいたいグリップヒーターを取り付ける場合、メジャーな方法としては

1.アクセサリー電源からとる

2.ハンドルのスイッチボックス(ブレーキランプなど)から平型端子を分岐させてとる

3.テールランプからとる

4.フューズボックスから分岐させてとる

らへんが考えられます。

今回が実ははじめて自分で電装系をいじるということもあり、サービスマニュアルとにらめっこして吟味します。

元々はハンドルのスイッチボックスからとる予定だったのですが、アース側が丸型端子だったので、急きょ別の方法を検討するという感じでした

で、FZ1のサービスマニュアルのサーキットダイアグラムがこちら。

できれば他の影響が少ない場所から分岐させたいというわけで、結局テールランプになりました笑。

まあ細かい話は置いといて、上の画像はバッテリーからテールランプまでの配線図ですね(サービスマニュアルには普通回路図が書いているので、持っているともしかしたら使うかもしれませんね。それ抜きにしてもサービスマニュアルは自分で整備するなら絶対に所持しておきたいのですが・・・)。

フューズがかまされているので、フューズの手前からとるのが理想かな?と思いFZ1のフューズボックスをあけてみたところ・・・

ん!?テールランプのフューズないぞ!?

となり、困った事態に・・・

配線を頑張ってたどるも、結局力尽きました。

というわけで結局テールランプの根元から分岐させて電源を拝借することに・・・

グリップヒーターはそこそこ消費電力が大きいので、フューズが対応してるかなどの不安はありましたが、まあフューズボックスの値を見る限り大丈夫かな?と。

あと気休めですが、テールランプをLED化していたので、まあ多少は消費電力抑えられているだろう、と・・・笑。

ちなみにキジマのグリップヒーターの場合、13.5Vで最大レベルで35Wです。

数アンペアぐらい流れることになりますね~(ほんまか?笑)。

まあ今回はテールランプから分岐させることにしましたが、別に先ほど述べたメジャーな方法でもOKですね!

エーモンとかが

・フューズ電源

・Y型接続端子 平型

らへんの商品を出してるので、そこらへんをチェックしてみるといいかもです。

結局テールランプの根元から分岐させて電源を拝借

テールランプのコード分岐には付属していたエレクトロタップを使いました。

さて、一つ注意点として、テールランプには常時点灯用のケーブルとブレーキ時のブレーキランプのケーブル、そしてアース側の三つがあります。

アース側はまあいいとして、間違えてブレーキランプのほうのケーブルを分岐させると、ブレーキ時しか通電しないので、注意してください笑。

FZ1の場合は青色のほうが常時転倒のケーブルになります。

アースは近くの適当なとこでとりました

アースはフレームの適当なボルトにかましてあげればOKです。

とりあえず近くにあった適当なボルトを選択。どれでもOKですね。

メインフレーム or サブフレームに接触してればどれでもOKです。他のボルトは、、、知りません笑。金属的に繋がってればいいのですが、そうでなければダメですね。

考えるのがめんどくさいのでフレームにしておきましょう。

ざっくりとした配線はこんな感じに

というわけで、ざっくりとした配線はこんな感じになりました。

ハンドルからスイッチ類のケーブル同様に配線しフレームの中へ、そしてタンク下を通りフレームに沿わせてテールまで持ってくる感じです。

ケーブルの長さが足りず結局手元にあったコードを間に挟んでという遠回りなことをしていましたが、まあ綺麗に配線できたんじゃないかなと思っています。

アクセサリー電源がタンク下にあればまとめて綺麗にできるんですけどねー。

一応Y○Pが配線したETC用のケーブルはありましたが、あまりにも細く不安だったので、今回はテールから拝借という形に。

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次はグリップを外しグリップをはめ込む

次はグリップの取り付けです。

既存のグリップを外して付け替えるだけでOKですね。

まあ写真を使って丁寧に解説していきます。

バーエンドを外す

これは車種や人によるのですが、バーエンドを外します。

六角レンチで簡単にとれる場合が多いですね。

グリップを外す。再利用しない場合はカッターで切るのがが楽ちん

次にグリップを外す方法ですが、マイナスドライバーを使って少し浮かせるなどして、そこにエアコンプレッサーを吹きかけてとる方法や、隙間にシンナー(有機溶剤系)を使い接着剤を溶かす方法などがあります。

器具があれば上記の方法を使えばいいのですが、私は再利用の予定は特に無かったので、カッターナイフで切れ目を入れて割きました笑。

ゴムなのでサーッっと切れていきますよ。

とったらこんな感じにハンドルバーがでてきます。

反対側のグリップも同じように外すとこんな感じになります。

右側はスロットルスリーブがついています。

FZ1の場合は上の画像のように特に突起などはありませんが、車種によっては返しがついているようです。

その場合、その突起を削るなどをして丸くする必要があります(キジマのグリップヒーターの取説に書いてるのでそちらを参照してください)。

ハンドルを綺麗にし、グリップをはめ込む

私は以前ハンドルバーを交換したときに接着剤無しでそのままグリップをはめ込んでいたのでほぼ接着剤はついていませんが、皆さんはパーツクリーナーなどで接着剤を綺麗に落としてください

一応私も綺麗にしておきました。

さて、グリップボンドを塗ってグリップの取り付けなのですが、本当に細かい話をすれば、

1:ハンドルとグリップの内側にまんべんなく塗り

2:5~30分ぐらい乾かして半乾きにして

3:グリップを取り付けゴムなどで縛って完全に乾くまで放置

という手順があったりします。

はっきり言ってめんどくさいのでちょっと億劫だったのですが、購入したキジマのグリップボンドの取説には、

「位置決めしてから、ハンドルの外側から5cm位のところに数滴塗布します。硬化が早いので素早くスイッチボックス側に滑らせます。」

とだけ書いてたので、私もこの通りにしました笑。

楽できるならそっちのほうがいいですよね!

数滴と書いてますが、今回は上のような感じにパイプに沿って適当に何本か塗って、ぐりぐりしながらグリップを入れました(写真撮るの忘れてたので数分で作った図で申し訳ありません笑)。

ちなみに、スロットル側はめちゃくちゃきつかったので、グリップボンド無しでそのまま入れています。

一応キジマのグリップヒーターの取説には、このグリップボンドに関する記述が無いことと、説明文に「暖まった際の緩み防止の為パイプ内径をタイトに設計しており、従来のグリップ製品に比べてきつくなっています。」と書いているため、一応グリップボンド無しでの取り付けも対応してるのかなー?なんて思ったりです。

【追記】スロットルスリーブ側もグリップボンドを塗りました

1年ほど使って柔らかくなったのかわかりませんが、スロットルスリーブのほうもゆるゆるになってたのでグリップボンドを塗りました。

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ハンドルを切った時にケーブルが突っ張らないようにケーブルの取り回しをチェックして取り付け完了

もう日が暗くなってしまいましたが、無事取り付け完了です。

商品本体を見たときに、体感ではかなりグリップの長さが短く感じ不安でしたが、結果的に事前に既存のグリップの寸法をはかっていたということもありサイズはぴったりでした(今回は120mmですね~)。

ハンドルカバーと併用予定でしたので、スイッチは結構内側に取り付けました。

その後実際に使用しましたが、この位置で特に問題はありませんでした。

さて、最終チェックとして、ハンドルをきったときのコード類の突っ張り具合は必ずチェックしておきましょう。

私は当初かなりギチギチにしていたため、ハンドルをきったときにカプラーが外れてしまい初使用時には電源が入らず相当焦りました・・・笑。

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まとめ:当たり前ですが、自分で取り付けたら相当安上がりですね

というわけで、ちょっと取り付けがめんどくさいイメージだったので後回しに後回しにしてたグリップヒーターです。

お店に頼んだら、Y○Pの場合なんと2万5千円もとられるので(高くね!?)、それもあり結構高いイメージで敬遠してたのですが、自分でつけたら本体価格だけなので1万円以下で済ませることができました笑。

まあ配線がちょっとめんどくさかったですけど、手際がよければ数時間でできるので、まあ休日の半分使って取り付けって感じですかね?

これならハンドルカバーより先にこっち買ってたらよかったなあーって思いましたが、まあ結果ハンドルカバーも後々買ってた思うのでいいとしましょう(過ぎてしまったことはだいたいいい判断になってしまう笑)。

というわけで、もし自分でグリップヒーターを取り付ける方の参考になれば幸いです!

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