私も実際にアクションカメラのマウントで使用しており、スマートフォンやカメラのマウントでお馴染みのRAMマウントですが、意外と日本語の紹介ページが少ないこともあったので、せっかくなのでバイク向けの固定方法の一覧と特徴をまとめておきます!
- ベース+アーム+アダプターで多彩な組み合わせのRAMマウント、しかもかなりがっしり固定される!
- ハンドルバーU字クランプ:超定番ハンドルバー固定
- ブレーキ/クラッチ・リザーバーベース:ハンドルのスイッチボックスのボルトを利用
- フォークステムベース:ステムホールに取り付け
- ハンドルバークランプベース:M8ボルトと交換するベース
- トルク・ベース:様々なバーの径に対応
- タフ・クロー:クイック&イージーな挟むだけの固定で形状に囚われない
- リザーバーカバーベース:フルードのカバー上に設置
- ボルトヘッドベース:ボルトに挟んで使うベース
- ミラーアダプターベース(ツイスト・アンド・ピボット・ベース):ミラーアダプターに取り付け
- ガソリンタンクベース:タンクの蓋に取り付け
- まとめ:バイク用でこのリスト以外の固定方法は無いのでは?
ベース+アーム+アダプターで多彩な組み合わせのRAMマウント、しかもかなりがっしり固定される!
まずはラムマウントのざっくりとした説明からです。
ラムマウントは、
1.ベース(今回重点的に紹介するものです):車体に固定
2.アーム:ベースとアームを繋ぐもので、複数の長さが用意されている
3.アダプター:アクションカメラやデジタルカメラ、スマートフォンホルダーなどを固定する
の三つの部品から構成され、それぞれを組み合わせることでありとあらゆる角度、位置への固定を可能としているマウントシステムです。
しかも、基本的に各パーツは金属製ですので、振動に非常に強く、例えばスマートフォンホルダーの場合は、時速200km越えでも安定してグリップ(サーキットで確認)、時速100km前後の高速道路でも視認性抜群の強力な安定感・固定力を誇ります!
だいたいのマウント方法はハンドルバー固定ですが、ラムマウントの場合以下に記載するように多彩なベースが用意されているので、好みの固定方法でカスタムしていくことが可能となります。
アクションカメラでいろんな角度で撮影したい場合や、セパレートハンドルでハンドルバーが使えないなどという場合には強力なお供となるでしょう!
というわけで、今回は上記のうちバイク向けの「ベース」に焦点を当てて紹介していきたいと思います。
ハンドルバーU字クランプ:超定番ハンドルバー固定
まずは定番中の定番、U字クランプ・ボルトを使ったハンドルバー固定するベースです。
対応する径は12mm ~ 31mmで、だいたいのハンドルバーには対応しています。
ちなみに多くは22.2mm、ハーレーなどのアメリカンでは25.4mm、テーパーハンドルと呼ばれるものは28.6mmですので、ハンドルバー固定をしたい場合はとりあえずこちらを選んでおけば間違いありません。
ハンドルバーの傷つきを防止するためのプラスチック製のスペーサーも同封しています。
ナットには、緩み防止対策が施された「ナイロック」ナットが使用されており、脱落の心配がありません。
こちらは私も使用していますが、想像以上にガッシリ固定されます。
ブレーキ/クラッチ・リザーバーベース:ハンドルのスイッチボックスのボルトを利用
お次はまさにバイク向けというベース、ブレーキ/クラッチ・リザーバーベースです。
これはハンドルバーのスイッチボックスのボルトを交換して取り付ける形になります。
3つの長さのボルトセットと手前にずらすことができるスペーサーなどが付属しているため、だいたいのバイクには対応しています。
ハンドルバーでU字クランプを取り付けるスペースが無い場合などはこちらは重宝するでしょう。
フォークステムベース:ステムホールに取り付け
フォークステムベースは、ステムホールに取り付けるタイプのベースになります。
トップブリッジの中央に穴が空いてないと使用できませんが、使用できる場合にはセパレートハンドルでも使うことができるのでセパハンの方には有力なベース候補ですね!
固定方法としては、ハンドルバーエンドのように、ボルトを締めることでナットがゴムを抑えることで潰れ固定という形になりますが、文章で説明するよりかは以下の動画を見たほうが早いですね笑。
バーエンドを交換したことがある方はイメージがわくと思いますが、この手のゴムをつぶして固定する方法ですが、もうガチガチに固定されるので、振動の面も全く問題ありません。
ステムホールの径は12 ~ 33mmに対応しています。
ハンドルバークランプベース:M8ボルトと交換するベース
ハンドルバークランプベースは、トップブリッジなどのM8サイズのボルトと交換して使うベースになります。
余りにもシンプルするぎて説明することがほぼ無いのですが笑、ボルトを交換するだけで使えるので非常にすっきりとしたベースになります。
ボルトの長さは、
・M8 x 55mm
・M8 x 60mm
・M8 x 65mm
が付属しています。
トルク・ベース:様々なバーの径に対応
トルク・ベースもU字クランプ同様にハンドルバーなどのレールに取り付けるベースになりますが、U字クランプより更に細かい径の選択をすることができます。
本体の内側に丸いくぼみがあるのがわかるでしょうか?
右のスペーサーはこのくぼみにはまるような作りになっているので、専用設計という形になります。
使用例として、例えば車のシートの支柱のような細い径のレールでも対応可能という感じです。
現状は以下の三種類展開しています。
・3/8 – 5/8 インチ(1cm ~ 1.6cm)
・3/4 – 1 インチ(1.9cm ~ 2.5cm)
・11/8 – 11/2 インチ(3.5cm ~ 14cm)
ハンドルバーがだいたい22.2mmですので、小さいサイズからかなりの大径まで対応しているという形になります。
タフ・クロー:クイック&イージーな挟むだけの固定で形状に囚われない
タフ・クローは、洗濯バサミのように挟み込んで固定するタイプです。
洗濯バサミのようなものといっても、挟んだ後はボルトでがっしり固定することができるので、脱落の心配などはありません。
固定したいレールの断面が円以外の、例えば楕円だったりちょっと四角形だったりするような形状でのマウントに適しています。
ハンドルバー、エンジンガード、クラッシュバー、フットペダル、キャリアステーなどなど場所に囚われません。
リザーバーカバーベース:フルードのカバー上に設置
リザーバーカバーベースは、ブレーキフルードのリザーバータンク上のカバーのボルトを使うベースになります。
フルードリザーバータンクのカバーの固定ボルトは、2つのタイプと4つのタイプとがありますが、両方に対応するような穴があるので、バイクを選ばないでしょう。
中心にボールが配置されているのと、横側にオフセットされたタイプの2種類あるので、自分の用途に応じて選んでください。
ボルトヘッドベース:ボルトに挟んで使うベース
ボルトヘッドベースは、バイクのボルトに挟んで使うベースです。
どのボルトでも使えるわけではなく、平面にとりつけられているボルト限定ですが、まあこれは当然っちゃ当然ですね。
使わなくなったらボルトから取り外すだけです。
ザ・シンプル!
穴の径は11mmと9mmがあるので、M8とM10のボルトに使うことができます。
ミラーアダプターベース(ツイスト・アンド・ピボット・ベース):ミラーアダプターに取り付け
ミラーアダプターベースは、ハンドルバーについているタイプのミラーのアダプターに取り付けるベースになります。
RAMマウントのミラーアダプターベースはM10です。
ピッチ井が1.25と1.5のものが用意されているので、自分のバイクに合ったものを選びましょう。
・・・とはいえミラーアダプターにベースを取り付ければミラーが使えなくなるので、普通は困ったことになります。
その場合は「ツイスト・アンド・チルト・ピボット・ベース」というものがあるので、こちらがおすすめです
ミラーのアダプターの横に拡張する形で、こちらの場合はM8とM10に対応しています。
ガソリンタンクベース:タンクの蓋に取り付け
最後はガソリンタンクベースになります。
ガソリンタンクベースは、ガソリンタンクの蓋のボルトを使いベースを固定します。
ハンドルバー周りを使わないマウントになるので、ハンドルバーの周りのカスタムを複数している場合には、別の固定場所を確保できるメリットが挙げられます。
まとめ:バイク用でこのリスト以外の固定方法は無いのでは?
結構種類が多く長くなってしまいましたがまとめです。
まさにバイク用に特化したマウントシステムとも言えますね。
このリスト以外では他メーカーでも存在しないんじゃないですかね?
ラムマウントは固定方法のバリエーションも然り、それ以上に振動を拾わない強力な固定能力がやはり魅力です。
スマートフォンホルダーなどは安価なものはたくさん存在しますが、質を考えるとやはりラムマウントで間違いないという印象です!
参考になれば幸いです!
コメント