さて今回はパワーテックのハーフラック、WB-HR19を紹介していきます。
パワーテックは一般的なジムに置いてあるような業務用のパワーラックと同スペックのものを比較的安価に展開している米ブランドで、パワーラックのほうはホームジム構築の場合非常に有力な候補の一つとなるようなモデルでした。
一方ハーフラックについては、スペックについてはパワーラック同様に高水準なものとなってるのですが、セーフティバーが短い、そしてセーフティの高さ調整の下限が比較的高いという点について注意という感じです。
結論から言いますと、スペースがあるならばパワーラックのほうが絶対にいいと思います。
同社のパワーラックはこちら:
パワーテック ハーフラックWB-HR19:耐荷重についてはジムクラスで信頼性のあるブランドだがセーフティバーの構造がネックか
というわけでパワーテックのハーフラックについて解説していきます。
基本的なスペックはあのパワーテックなので十分ですね。パワーテックはホームジム向け製品を展開している米ブランドですが、スペックはジムにあいている業務用のものとほぼほぼ同レベルです。
ラック部の耐荷重は450kgですし、チンニングバーも180kgですので荷重チンニングも問題ないでしょう。
ハーフラックですのでパワーラックに比べてサイズが抑えられていてホームジムには嬉しいのですが、前のモデルでも言われていたようにセーフティバーの長さが比較的短めです。
この記事ではセーフティの長さと高さについて重点的に解説していくことになります。
サイズ:幅127×奥行91×高208(cm)
重量:45kg
オプション:WB-LTOラットオプション取り付け可能
耐荷重:ラック部450kg、チンニングバー180kg
最新モデルでセーフティバーの長さが伸び19cm→28cmになっている(それでも短いが)
コアラ小嵐さんYoutubeチャンネルより、これは旧モデル
パワーテックのハーフラックと言えば、フィジーカーのコアラ小嵐さんが以前ホームジムを構築されているときに導入しレビューしていましたね。
これは旧モデル
セーフティバーが短いことでどうやら有名だったようですが、実際確かに短いです笑。(19cm)
フレームが若干後傾しているのでその分わずかに長さは稼げますが、いずれにせよ旧モデルでは短いことには変わりないですね。
28cmはだいたいこのぐらいの長さ
ですが!現行モデルでは長さが伸び、28cmとなっているようです。(ちなみに写真はタフスタッフのパワーラックです)
実物の撮影ができればよかったのですが、実物が無いのでパワーラックで実測28cmでだいたいこんなもんという写真を貼っておきます。
※身長177cm、シート高44cm
試しに私が普段通りにパワーラックでベンチプレスをした場合このような感じになります。
体格により腕の長さなどもあると思いますが、個人的にはやはり28cmは短いなという印象です。
ただ、スタートポジションが写真ではラックから離れてるようにも見えるので、もう少し頭側にスタートポジションを持っていってあげれば一応使えなくはないとは思いますが、いずれにせよ長さが十分かと問われると、私の場合はYESとはなかなか答えづらいです。
写真ではワイドグリップですが、ナローグリップの場合更に腹側にバーが来ます。
ちなみにスクワットの場合はこんな感じです。
こちらについても私が何も気にせず普段通りにした場合、セーフティの長さは足りないということになります。
スタートポジションでいかにバーをラック側に持っていくかを気にする必要がありそう
以下公式の使用イメージです。
こちらの写真では一応使えなくはなさそうな感じになっています。
スタートポジションでいかにバーをラック側に持っていくかというのも肝になってきそうです。
ベンチプレス
スクワット
セーフティバーの高さは(一応)66cm~:調整下限としてはギリギリ使えるかどうかというレベル
セーフティバーの高さは、一番下にホールがあり、その次にフレームの接合部分を挟み次のホールが来る形になります。
普段よく使うのは2番目のホールからで、ここの高さは66cmとなっています。
先程と同じ写真ですが、私の身長・ブリッジ有りで68cmですので、調整下限としてはかなりギリギリかと思います。
ベタ寝だともっと低くなり、この場合ですと私の身長でも合うセーフティの高さが無いということになりますね。
(と言っても、私は元々肩を痛めてるので、ベタ寝でバーベルが胸につくぐらい落とすことは普段のトレーニングではありませんが)
スクワットの場合は、セーフティの高さについては66cm~なので全く問題は無いでしょう。
ただし先程も書きましたが、セーフティの長さについては気になります。
最新モデルではバー受けの形状も変更されています
これはパワーラックですがバー受けは同形状です
あとは、最新モデルではバー受けの形状も変更されて使いやすくなってます。パワーラックと同形状のものです。
以前のバー受け若干長めだったので、ゴムを挟んで長さを調節したりの対策を練ったりもしてましたが、現在だとその必要はありません。
樹脂カバーが取り付けられているので、置いたときの金属音も軽減されてホームジム環境では嬉しいですね。
耐荷重や機能面は問題は無いが、やはりセーフティバーの短さと調整下限が気になる
というわけでざくっとパーワラックのハーフラックの紹介をしていきました。
主にセーフティについて触れてきましたが、現状このセーフティバーの構造ですと私の場合ははっきり言って安全面が不安なのでハーフラックの選択肢に入りません。
ただし、身長や用途次第の部分もありますので、今回使用した写真を元にご自身で最終判断を下すのがいいでしょう。
パワーテック自体比較的安価で高スペックなホームトレーニング器具を展開しているブランドですので、今後のモデルチェンジでセーフティ部分が改善されるといいですね。
スペースがあるならば絶対にパワーラックのほうが良いと思います。
参考になれば!ではでは。
同社のパワーラックはこちら:
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