シートバッグ、トップケースと購入しており長らくタンクバッグとはご無沙汰していたのですが、先日必要性を感じ新しくタンクバッグを購入したので、タンクバッグの特集記事でも書いておこうと思います!
シートバッグと同じように車体にポン付けできるので、手軽に積載を改善するという意味では一つの選択肢になります。
タンクバッグはシートバッグ同様ポン付けで使用できる積載改善アイテム!
タンクバッグは、タンクの上にマグネットや吸盤、もしくは各メーカーのクイックロックシステムを使い固定するバッグのことを言います。
シートバッグ同様基本的には無加工で使用できるため、手軽に積載量をアップさせるには優れたバイク用品と言えるでしょう。
今回の記事では、タンクバッグの基本的なところから、用途別におすすめのものを紹介していきます!
タンクバッグは荷物の出し入れは手軽だがバイクによって容量に制限がある
さて、まずはじめにシートバッグとの違いを含めてざっくりとタンクバッグの特徴・魅力について話しておこうと思います。
タンクバッグはバイクに跨ったまま手元で荷物を出し入れすることができる(料金所とか、ぱっとカメラを出したり便利)
私がタンクバッグをまた購入した理由としては、これまでのようにトップケースに全部荷物を入れてると小物類の出し入れがめんどくさかったということが挙げられます。
すでにリアケースは持ってるけど、使い頻度の多い小物類を手元で出し入れしたいという場合はおすすめできます。
例えば地方の有料道路や観光地での駐車場なんかですと、現金のみの場合なんかがあります。こんなときにタンクバッグがあれば手元で全部作業できるのでかなり楽になるかと思います。
また、カメラ類をタンクバッグに入れておけば、さっと風景の写真を撮ってさっと閉まったり、荷物の出し入れの手軽さはシートバッグではできずタンクバッグの特徴です。
シートバッグよりも重心が中心に来るためバイク操作の影響が少ない
シートバッグとの違いとしてまず思い浮かぶのは積載場所が違うということですね。
この積載場所の違いですが、タンクバッグのほうがよりバイクの中心に来るので、重心の位置を考えると操作性(ライディング)に影響を与え辛いということができます。
ただ、これらの低容量バッグではそもそもそこまでの重量になるわけではないので、大きく影響を与えるとは思えないが・・・まあ一応です。
SSなどの ハンドルが低いバイクの場合大きいタンクバッグは使えない
身体の正面にバッグが来るため、SSなどのハンドルが低いバイクの場合サイズによっては身体を伏せるとバッグが体に干渉しライディングに影響を与えてしまうという場合が考えられます。
普通のアップハンドルであればそこまで気にする必要は無いと思いますが、例えばアップハンドルでもハーフカウルモデルなんかの場合、容量によってはカウルの中に身を伏せるというようなことができなくなる場合もあるので注意です。
シートバッグかタンクバッグどちらがおすすめかと言えば、ピンと来たほうを選んでください笑
というわけでタンクバッグの特徴はこんなところですが、どちらがいいかと言えば、正直どちらでも良いです。
が、容量という面ではやはり制約の少ないシートバッグがおすすめです。
しかし荷物の出し入れについては先ほども書いたようにタンクバッグのほうが便利です。
自分の想定する容量、そしてバイクのポジションからどちらかを選ぶのが良いんじゃないかなと思います。
後は、サイドバッグにもポン付けで使用できるものがあるので、こちらもチェックするのもいいかと思います。
タンクバッグにスマホや地図を入れるものは、走行中には基本的に見れないと考えてください
タンクバッグの多くは上部がビニールになっており、スマートフォンや地図を入れることができるようになっています。
が、これらは基本的に走行中には使えないと考えてください。
位置的に足の間を見下ろすような場所、つまり完全に真下を見るような形になるので、走行中にこのような目線にすることは非常に危険です。
走行中にナビなどを使いたい場合は素直にハンドルに取り付けるタイプのスマートフォンホルダーを利用してください。
固定方法はマグネット・吸盤・クイックロック・ベルトの4種類
最近ならこういうクイックロック・イージーロックタイプがおすすめ!
タンクバッグの固定方法には以下の4種類が存在します。
・(定番)マグネット固定
最もメジャーな磁石を使ってタンクに固定する方法。場合によってはタンクが傷ついてしまうこともある。
・吸盤固定
吸盤を使って固定。磁石がつかないタンクに使える。
・(ちょっと高いがおすすめ!)イージーロック・クイックロック
給油口にフランジなどのロックシステムをつけることによるワンタッチ固定システム。タンクを傷つけない、ニーグリップに影響が出ないなどメリットがあるがちょっと高い。
・バックル・ベルト固定
タンクにバックルがついたカバーを被せ固定する。
別にどれでも構わないのですが、タンクの材質、例えばアルミや樹脂などの場合は磁石がつかないのでマグネット固定は使えませんので、その点だけ注意しましょう。
この中では、私も使っているクイックロックのものがデザインや使い勝手含めておすすめなのですが、ちょっと高価なので予算次第ですかね(汗)
容量の見た目の目安はこんな感じ
まずタンクバッグを選ぶ前に、ざっくりとどれぐらいの容量がどれぐらいのサイズかということをイメージしておくと選びやすいと思います。
容量は大きく分けて、
- 5L前後
- 10L~15L
- 20L前後
と三つに分けることができます。
・5L:SSなどにおすすめ
まずは5L前後の見た目はこのような感じになります。
5Lの場合小物類、ペットボトルぐらいが限度ですね。
高さが抑えられているため、SSなどでも利用できます。
・10~15L:アップハンドルのバイクにおすすめ
次は10Lぐらいの中容量のタンクバッグ。
上のは私が持っているGIVIのタンクロックST603で、10Lです(最大容量は15Lだがそれは拡張時)。
このサイズでも意外と大きくなってきます。
セパハンで前傾姿勢のバイクだとかなりしんどいかと思います。
アップハンドルであれば普通問題ありませんね。
日帰りツーリングであればこのぐらいのサイズがちょうどいいですね。
ほぼ衣類が無い場合は一泊ぐらいでも可能かと思います。
・20L:アップハンドルやアドベンチャー・グランドツアラーにおすすめ
最後は20L前後のもの。タンクバッグとしては最大容量クラスになります。
このクラスはアドベンチャーバイクやグランドツアラー系が似合いますね。
取り付けできるかどうかで言えば、アップハンドルでも対応できるかと思います。
このサイズの場合、だいたいのものは底部分が曲線でタンクに沿うような形になっています、
こちらの場合、容量で選ぶというよりかは持っているバイクに似合うかどうかで選択するのがいいのじゃないかなという私の勝手なイメージです笑。
というわけで、おすすめのタンクバッグを紹介していきます!
ちょっと高いがイージーロック・クイックロックを採用したタンクバッグがおすすめ!
まずは一番おすすめしたいのが、クイックロックシステムを採用したタンクバッグです!
上の画像は私が使っているGIVIのタンクロックですが、他にもSW-MOTECHやヘプコ&ベッカーもイージーロックを採用したものを取り扱っています。
SW-MOTECHのエレクトリックシリーズなんかですと、中に電源供給があったりします笑。
サイズのラインナップも5L~20Lまで豊富で、やはり魅力はワンタッチ固定です。
固定箇所がタンクの給油口のフランジ(画像でついているやつです)だけになりますので、マグネットによるタンクの傷や、ニーグリップの妨げにならないなどのメリットがあります。
価格はちょっと高いですが、使用している私はやはり断然おすすめできるタンクバッグです!
メーカー:GIVI
モデル:タンクロック ST603
容量:15L
価格:13,400円
ブランドによってはシートバッグに拡張できるアタッチメントも別売りされている
ブランドによってはリアシート用のアタッチメントが別売りされており、タンクバッグでもシートバッグとしてでも使うことができます。
写真はGIVIのものですが、SW-MOTECHやヘプコアンドベッカーあたりのシートバッグも確かアタッチメントがあったはずなのでそこらへんも確認してみてください。
SSなら5L以下のものを
はじめの容量の話にも出てきましたが、SSなどのセパハンで使用する場合は5L前後のものを選ぶことになります。
上の画像は、タナックスのスラントタンクバッグです。
ここらへんの容量も各メーカーがいろいろ出しているので気にいったデザインのものを選ぶのがいいでしょう。
メーカー:タナックス
モデル:スラントタンクバッグM
容量:5.1L
価格:9,720円
アドベンチャーバイクなら20L越えの大容量が似合う
最後はアドベンチャーバイクなどに似合う20L前後の大容量タンクバッグです。
画像でもわかると思いますが、かなりでかいです笑。
上の画像(GIVI EA110B)ですと、固定用のカバーをタンクに被せ、カバーについたバックルでタンクバッグを取り付けるという形になります。
タナックスも同様のタンクバッグ(ラリータンクバッグ)を取り扱っていますが、そちらは吸盤固定ですね。
イージーロックでも同様のものがあるのでそちらで探してみるのもいいでしょう。
メーカー:GIVI
モデル:EA110B
容量:25L
価格:12,600円
完全防水タイプのタンクバッグもおすすめ!
タンクバッグはだいたいがレインカバーか、防水インナーバッグで雨対策をするのですが、中には生地自体が防水のタンクバッグもあります!
雨関係なしにツーリングを行くライダーや、オフロードで使う予定のライダーにはこういうタイプがおすすめです!
今回紹介する3つのブランドのタンクバッグはいい感じに容量が分かれてるので、気に入ったデザインと好みの容量で選べばいいでしょう!
【20L】GIVI 防水タンクバッグ20L
まずはGIVIの防水タンクバッグです。
今回紹介する中では最も大きい20L、アドベンチャーバイクとかに似合いそうですね!
【13L】SW-MOTECH ドライバッグ130
お次はSW-MOTECHのドライバッグ130。
SW-MOTECHのドライバッグは、同ブランドの防水バッグシリーズです。
シートバッグからリュック、エンジンガードバッグなど様々なラインアップとなってます。
容量は13Lですが、写真では結構大きめに見えますね!
【3.5L、7~12L】エンデュリスタン サンドストーム4X/4H
最後はエンデュリスタンの防水タンクバッグ・サンドストーム4Xと4Hです。
容量は4Xが3.5Lで、4Hが7~12L(可変)です。
比較的小サイズなタンクバッグとなってるので、林道ツーリングなどでオフロードバイクを使う場合にいい感じのサイズ感なのではないでしょうか?
エンデュリスタンも、SW-MOTECH同様に質の高い防水シートバッグを取り扱っているので、防水バッグを探すときにはもうエンデュリスタンやSW-MOTECHは絶対に外せないブランドになってきています。
盗難防止にダイヤルロックも購入しとくといいかもしれません!
タンクバッグは、ポン付けできるということは、ポン外しもできるということです(そういう単語があるかはさておき)。
そういったとき、盗難防止的目的でダイヤルロックを一つ持っておくと安心かもしれません。
私はクロップスのモノを購入しましたが、ヘンリービギンズのものなんかバイク向けで人気なので一度チェックしてみてください(ただしダイヤル部分がちょっとガタガタなようですが)。
まとめ
というわけでタンクバッグのまとめでした。
容量をざっくりと3つ、5L、10L~15L、20L~と分けることができるので、自分の乗っているバイクと相談して容量を選ぶと良いでしょう。
アップハンドルならば、10L前後のものが実用を考えるとおすすめです。
固定方法はいくつかありますが、これははっきり言ってどれでも良いので、欲しいと思ったものを選ぶといいでしょう。
見た目では、マグネット固定特有のベルトが見えないイージーロックがやはりおすすめかと思います!
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