チェーンから異音が発生したり、発進時のギクシャク感が気になったので、思い切ってチェーン・スプロケットを交換してみました!
今回はチェーンはD.I.DのZVM-Xを、スプロケットはサンスターにしました。交換時の走行距離はちょうど49,000kmです。
また、シールチェーンのメンテナンス不要説を実際に確かめるために、今後は注油を一切せずに様子を見てみようと思います。
FZ1のチェーンをD.I.DのZVM-X、スプロケットをサンスターに交換(サイズや丁数は純正と同じまま)
というわけで、D.I.DのZVM-Xとサンスターのスプロケットにしました。
同グレード(ストリート用ハイエンド)では他社より若干価格が安かったことと、カット済みのリンク数調整済みがあったことでD.I.DのZVM-Xに
チェーンは他にRKとEKで迷ったのですが、同グレードではZVM-Xが安かったことと、D.I.Dはチェーンのリンク数の選択肢が豊富だったため、リンク数調整のためのカットが不要だったあたりが決め手になりました。
グレードについては、以前チェーンとサビの記事でも書きましたが、メッキチェーンは基本的には錆びないことと、シールチェーンはメンテナンス不要説があったりするので、そこらへんを実際に確認してみたかったことからストリート向けで一番グレードが高いものにしました。
今回自分で交換したので、交換方法については以下の記事で解説しています。
スプロケットはサンスターに。リアはアルミ製をチョイス。純正よりも軽かったのでバネ下重量軽減に貢献か
スプロケットはどんなブランドがあるかそもそも知らなかったので、勘でサンスターのものをチョイス。
結果、サンスターはスプロケットで世界でトップシェアを誇る国産ブランドとのことだったので、こちらで全く問題ありませんでした。
フロントスプロケットはクロムモリブデン鋼の鍛造でこちらは選択肢は無し。
リアスプロケットについてはアルミ製とスチール製の2種類がありましたが、せっかくのカスタムとのことでよくわからずアルミ製のほうをチョイスしておきました。
後から気づきましたが、だいたい純正スプロケットの材質はスチール(or鉄?)らしく、実際に交換したときに重量を比較しましたが、アルミのほうが軽かったです。
スプロケットはホイールに取り付けられているので、バネ下重量の軽減には貢献しているでしょう。バネ下重量は車体側の10倍効果が違うとか言いますしね。
一方で、耐久性についてはスチールのほうが軍配が上がります。
サンスター公式に記載されている耐久性については、
- 【リアアルミ】耐久性:10,000km~20,000km、重量:スチール(純正など)の約1/3
- 【スチール】耐久性:20,000km~40,000km
となっています。
ちなみにフロントの耐久性は10,000km~30,000kmとなっています。硬さについてはフロントのほうが硬い材質なので、減りは一般的にはフロントのほうが早いです。
異音があり、出だしのギクシャクが気になったためチェーンとスプロケットを交換
交換するきっかけは、異音が気になるようになったのと、出だしのときのギクシャクが気になったためです。
また、前回バイク用品店でタイヤ交換したときに、整備士さんからチェーンが局所的に伸びていてたるみ調整のときに張り具合を均一にすることができなかったから早めにチェーンは交換したほうがいいとアドバイスを頂いたからです。
伸びが局所的になってしまった主な原因はわかりませんが、一時期スピードセンサーの不具合でエンジンが不良を起こしており、そのときに変な力がかかったとかも考えられます。
スプロケットの磨耗状態:新品と古いスプロケットを比較する
今回スプロケットを交換した車両は走行距離49,000kmで初交換です。
チェーンの推奨交換頻度は、純正のスチールならば40,000km程度ですので若干過走行気味になりますかね。
ちなみに、スプロケットの減りについては、フロントスプロケットの方が硬い材質が使われているので、普通はリアスプロケットのほうが減りは早いです。
ざくっとですが、今回の交換ではそこまで著しい減りは感じられませんでしたが、今回リアはアルミに変えたので交換頻度としては次回は短くなるでしょう。
フロントスプロケットの比較
左が純正、右がサンスターのものです。
純正の方はチェーンガイドがついています。左右に厚みがあるのがそれです。
リプレイスのものはチェーンガイドはありません。
減りはあんまりわかりませんが、気持ち尖っているような気もします。
重ねて見ると、若干減っているような気もしますが、結構減っているようにも見えます。正直わかりません笑。
写真で見る場合、少しでも角度がつくと減っているように見えるため、比較するのは真上から撮った真正面のもののみ見ましょう。
リアスプロケットの比較
次はリアです。リアスプロケットは純正もサンスター製でした。
リアは汚れが結構ひどいですね。
気持ち尖っているような・・・
重ねてみました。
こちらも気持ち減っているように見えますが、結構減っているのかもしれません、、、笑。
スプロケットは表面の硬化層が終わった後のほうが減りが早い
スプロケットの表面には摩耗を抑えるために硬度を上げる表面処理がされています(硬化層)。
この層が終わった後、摩耗するスピードが早くなるので、表面が削れているならばその後の点検はしっかりする必要があります。
尚、硬化層は0.3mm~0.9mm程度だそうです。
リアスプロケットについては、純正はおそらくスチール製で、今回新しく交換したものはアルミ製になっているので、減りについてはこれまで以上にしっかりチェックする必要がありあそうです。
異音も消え、出だしと減速時(加減速時)のダイレクト感が増した気がします!
というわけで交換後はこのような感じになります。
チェーン・スプロケット共にゴールドになったので良いアクセントになったかなと思います。
まだツーリングに行ってませんが、軽く街乗りした印象としては、異音については当然ながら消え、あとはギクシャク感もなくなりました。
気持ちアクセルを回した時のダイレクト感が増した気はします。元々ハブダンパーもへたり始めていたのでそれの影響もあると思います。
今回リアスプロケットをアルミに変えたことでバネ下重量の低減になっていますが、それによる走行性の影響についてはツーリングでじっくり確かめないことにはなんともですが、何か特筆すべき変化が感じられたらまた追記しておきます。
それは置いといて、D.I.Dのチェーンに交換したのにステッカーがEKチェーンになってますね笑。D.I.Dのステッカーもあるのでそちらをしっかり貼っておきますw
ちなみに交換前はこちらです。実際にツーリングのときに写真を撮ってみないと印象はなんともですが、金色で良いアクセントになったかなと思います。
シールチェーンのメンテナンス不要説を確かめるために、今後チェーンの注油を一切しないのを試す
それよりも、メッキチェーンによるメンテナンス性の変化のほうが気になってるので、今後チェーンの注油は一切せず使い続けてみようと思います!
メッキチェーンによるサビ防止の効果と、シールチェーンはそもそもメンテが不要やらなんやら・・・
注油しても走行すれば結局油は飛び散ってしまってるらしいです。
もちろん泥だけは都度洗車でしっかり落とす予定です。
またしばらくしたら記事にしようと思います!
では今回はここらへんで。
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