バイクでフルパニア・・・かっこいいですよね~!フルパニアでロングツーリング、憧れますよね!私も実家に帰省するときなどはフルパニアです笑。
さてさてそんなフルパニアですが、最近なんかは純正品が用意されている場合が多いですが、車種によっては純正の選択肢が無かったり、純正品はちょっと高すぎるといった場合(FZ1もそうでした笑)なんかに思いつく選択肢が「社外メーカー」です!。
ジビ(GIVI)らへんはすぐに思いつくと思いますが、意外とフルパニアキットを出している社外メーカーはいくつかあったりするので、今回はそれらを一挙まとめておこうと思います!
まずはどういう社外メーカーがあるのか存在を知ることで、気にいったデザインが見つかるかもしれませんね!
そもそもフルパニアの意味は、トップケース+サイドケースの3つのケースをバイクに取り付けた状態のことを言う
この記事に検索でたどり着いている場合は「フルパニア」がどのようなものか既にご存じと思いますが、改めてどのような状態かと言いますと、トップケースと左右のサイドケースの3つのケースを取り付けた状態をフルパニアと言います。
バイクのフルパニアと言えば、比較的まとまった形で最大積載量を確保するための手段になりますね。
タンデムシートを潰さないので、タンデムで宿泊ツーリングなどをするときなどはフルパニアが選択肢になるかと思います!
更に積載量を増やしたい場合は、フルパニアに更にシートバッグなどを組み合わせて積載性をアップさせたりすることができます。
ここまでくるとバイクでどこまで積載容量を増やすことができるのか!って感じですね笑
選び方:容量の差は殆ど無し。デザイン・用途・車種など総合的に選ぶ
以下社外メーカーを紹介しています。そもそも一度買えば買い替えることは普通ありませんので、予算はあまり考慮せず用途・デザインを最重視すべきかなと思います。
多少メーカーによって価格の差はありますが、純正品と比べたらだいたい半額ぐらいなので、予算は十分抑えることができています。
また、ケースは一度買ってしまえば例えバイクに乗り換えたとしてもキャリアだけ新しく購入できれば使い回しできるので、まさに一度購入すればずっと使えるものになります。
アルミケースはキャンプツーリングだと何かと便利だったりする
次にケースの材質のおさらいをさくっとしておきます。
フルパニアを考えて選ぶ場合、トップケース、パニアケースには樹脂製のもの(画像左)とアルミ製のもの(画像右)二つがあります。
容量の面で言えば樹脂製ケースとアルミケースとでそこまで大きな差はありません。一応アルミケースは真四角ですので、樹脂製で丸み帯びたデザインでできる隅のデッドスペースを無くせるというメリットはあります。
一方使い勝手の拡張性という点では、アルミケースの場合はキャンプツーリングでケースそのものをテーブル・椅子代わりに使う人や、あとは上部がフラットで荷掛けフックがケース本体についているので、ツーリングネットなどと併用してケースの上に更に荷物を積むことができるなどの特徴もあります(写真左の右側サイドケースの上にあるような拡張ケースオプションのようなイメージです)。
とはいえ、車種によってはアルミケース用のキャリアがそもそも用意されていないこともあるので、用途・デザイン・車種など総合的に判断すればいいでしょう。
ただ単にスタイリングの面で言えば、アルミケースの場合はアドベンチャーバイクやデュアルパーパス、ネイキッドやツアラーであれば樹脂製のものが似合うかと思います!
キャリアの適合表は必ずチェックする
ケースの選択肢だけ見れば非常に多くありどれにするか迷うと思うのですが、そもそも車種によってキャリアが無い場合もあるので、まずはそこを必ずチェックしましょう!
カウル有りのスポーツモデルなどはフルパニアできることが多いですが、ネイキッドバイクなどは意外とできたりできなかったり・・・ですね。
アドベンチャーでアルミサイドパニアを使用する場合、左右のサイズを変えるのも一つの手
アドベンチャーバイクでアルミケースを選択する場合、アップマフラーですと場合によってはキャリアがサイレンサーの分だけ外側に来ている場合があります。
その場合は、上の画像のように左右で違うサイズを選んであげるとおさまりがよかったりします。
アルミサイドケースで二つの容量が用意されているのはだいたいこのためですね。
というわけで、そんなことを頭にいれて以下フルパニアを取り扱っているメーカーを紹介していきます!
ジビ(GIVI):定番中の定番!
ジビ(GIVI)はイタリアのメーカーで、ハードケースの定番中の定番メーカーですね。
ケースのラインナップが非常に豊富なので、容量の選択肢という意味ではジビで探せば間違いなく見つかるでしょう。
アルミケースと樹脂ケースの両方があります。
ジビは定番中の定番なのですが、いろいろとケース・キャリアを選ぶのに注意が必要ですので、そこらへんを重点的に解説していこうかなと、、、
モノキーとモノロックで使えるトップケースが異なるのに注意
まずトップケースから。
ジビのトップケースには「モノキーケース」と「モノロックケース」の2種類あり、ベース部分の構造が違うので注意してください。
ベース部分を交換すればいずれも使える場合もありますが、車種によっては片方しか選択肢が無い場合があります。
その場合、自分のバイクにはどちらが使えるのかを確認してからケースを選んでください。
サイドケースのフィッティングキットの対応に注意
ジビのサイドケースはいくつか種類がありますが、それぞれのサイドケースでキャリアが違うのに注意です。
ざっくりと以下のように分けることができます。
1.PLX、PLXRシリーズ:V35、V37
2.PL、PLRシリーズ:E22とTREKKER DOLOMITIシリーズ
3.CAMパニアホルダー:TREKKER OUTBACKシリーズ(OBKN)
ただしこれはハードケースについてなので、ソフトバッグの場合はまた互換性が無かったりします。
自分のバイクに使えるのかまず適合表をチェックする
つまり、ジビはケースありきでキャリア・フィッティングキットを選ばなければならないということです。
しかもこのキャリア・フィッティングキットですが車種によって用意されているのとされていないのがあります。
例えばトップケースのキャリアだけだったり、フルパニアできてもサイドケースに縛りがあったりなどです。
というわけで、まずは自分のバイクにどのケースが適合しているかを確認後に、ケースを選ぶというようにしてください。
適合表は以下の参考リンクにあります。
参考リンク:GIVIケースを車種から探す
KAPPAやK-MAXなど、GIVIキャリアに互換性のあるケースもあるのでそちらも要チェック
ちなみに、KAPPAやK-MAXなどGIVIのキャリアに互換性があるブランドもあり、そちらは若干GIVIより安価だったりするのでそちらも調べてみるのもありでしょう。
シャッド(SHAD):GIVIに対抗するスペインメーカー
シャッド(SHAD)はスペインのメーカーで、こちらもジビと並びかなり豊富なトップケースの種類を提供しています。
ジビと比較してですが・・・サイドケースはこちらのほうがかっこいいかなという印象です笑
あとは、キャリアがケース問わず共通なので、その点はケースの選択に頭を悩ます必要は無いという感じですね。
アルミケースの取り扱いは無く、樹脂製のみとなります。
サイドケースは2種類(SH36、SH23)、キャリアは共通
サイドケースは36LのSH36と23LのSH23の二種類あるので、用途に応じて選択すればいいでしょう!
大きいほうはフルフェイスが入る大きさで、これはだいたいどこのメーカーも同じですね。
一応本国にはもう一つSH35というものがあるのですが、日本では取り扱いが無いようです。
フルパニアできる車種とできない車種があるので注意!
シャッドのケースを使いフルパニアをする場合、トップケース用のフィッティングキットと、サイドケース用に3Pシステムフィッティングキットが必要になるのですが、3Pシステムフィッティングキットは使える車種と使えない車種があるので注意です。
適合車種の確認は、以下の参考リンクのリストを参照してください。車種名の左側に黒丸がついている場合はフルパニア可能となっています。
参考リンク:SHAD フィッティングキット適合リスト
ざっと見ると・・・あんまり対応してないですね・・・笑。
デザインがかっこよくてFZ1に導入検討したのですが、FZ1は対応してないw残念w
エスダブリューモテック(SW-MOTECH):スタイリッシュさを重視、オプションで他社ケースも使えるのが特徴
エスダブリューモテック(SW-MOTECH)はドイツのメーカーで、「機能とデザインの両立」というのコンセプト通り、スタイリッシュなデザインが特徴のメーカーですね。しかし結構高価です笑。
その分かっこいいし品質も良いので買ったら間違いなく満足するのでしょうが・・・笑。
アルミケースと樹脂製ハードケース両方を取り扱っているのですが、アルミケースのほうはそこまで選ぶのに困らないと思われるので後者を重点的に解説していきます。
樹脂製ハードケースはスタイリッシュさ重視
SW-MOTECHはアルミケースと樹脂ハードケース両方を取り扱っています。
樹脂製ハードケースは、他社製のものよりまさにケースというケースという感じをしていないのが特徴ですね(伝わりますか?笑)。
例えばサイドケースであればABS樹脂の上にポリエステル600Dの生地を覆ったようなハードケースというよりはセミハードケースという感じの作りで、一番大きいエアロABSサイドケースでも容量は片側25Lとスタイリッシュさを崩さないサイズになっています。
中はABS樹脂なので防水は防水でしょうが、ケースの開閉はジッパーなので、激しい雨の場合は継ぎ目から雨が浸水かもしれませんね。
次にトップケースですが、樹脂製のハードケースも取り扱っているのですがそちらは選択肢が少ないので、どちらかといえばSW-MOTECHのラックに積載できるシートバッグ(上の画像)を選ぶのがスタイリッシュかなという印象です。
サイドキャリアはEVOシステムでアルミケース・樹脂ケース共通
サイドキャリアは、1.EVOキャリアと2.SLCサイドキャリアの二つがありますが、アルミケースやエアロABSサイドケースはEVOキャリアで共通です。
SLCキャリアは、レジェンドギアやアーバンABS、SYSバッグなど他のサイドバッグに対応という感じです。
オプションアダプターを使えばSW-MOTECHのキャリアでGIVIとヘプコ&ベッカー、SHADのトップ・サイドケースが使える
SW-MOTECHのトップケース・サイドケースキャリアですが、アダプターを使えば他社製のケースのも使えるようになるというのは大きな特徴ですね。
具体的にはジビ、カッパ、ヘプコ&ベッカー、シャッドという感じで、まさに今回紹介している4メーカー全て対応です。
ジビケースやシャッドのケースが使いたいけどキャリアが無い!という場合、SW-MOTECHではキャリアを出している場合もあるので要チェックですね。
ヘプコ&ベッカー(HEPCO & BECKER):GIVIに並ぶ箱型ケースのラインナップ。基本、ケース問わずキャリアが共通なのが嬉しい
ヘプコアンドベッカー(HEPCO & BECKER)はドイツのメーカーです。四角い樹脂サイドケースが特徴のメーカーですね。
一部を除き基本的にはケースを問わず共通のキャリアなので、キャリアさえ買ってしまえばあとはケースを途中で交換とかが気軽に行えます。
箱型ケースのラインナップが非常に豊富なので、個人的にはGIVIに並ぶケースブランドと言っても良いという印象です。
アルミケースが複数ラインナップしているのも特徴かなと思います!
アルミ・樹脂製ケース両方の取り扱いがあります。
トップケース・サイドキャリアはアルミ・樹脂共に共通
ヘプコ&ベッカーのキャリアは基本的にはケース問わず共通です。
サイドケースについては2つのキャリア、1.サイドケースホルダー、2.C-BOWキャリアがありますが、ハードケースを使用する場合は1の通常のサイドケースホルダーで問題ありません。
アルミであろうと樹脂製であろうとハードケースであればキャリアは共通ということになります。
一方ソフトサイドバッグを使用する場合には後者のC-BOWキャリアを選択する必要があります。
比較的多くの車種でフルパニアしやすい
こちらも導入する前には事前に適合表を確認する必要がありますが、ざっと見た感じトップケースキャリアを取り扱っている場合はほぼ全てサイドケースキャリアも合わせて使うことができるようです。
排気量が小さいバイクの場合やフルカウルスポーツタイプの場合サイドキャリアがC-BOWのみであったり、トップケース用ラックが小サイズのみであったりしますが、今回紹介する中では一番適合車種が多いのではないでしょうか?
参考リンク:HEPCO&BECKER 車種適合表
インナーバッグも是非合わせて購入してしまうのが良い!
フルパニア化するときに是非一緒に買っておきたいのが「インナーバッグ」です!
荷物をしこたま詰め込んでホテルに到着、いざ荷物を運ぼうと思ったとき、ハードケースをそのまま持っていこうとするとめちゃくちゃ重いのではっきり言ってかなり大変です。
その場合、インナーバッグがあれば中だけ取り出して、だいたいはショルダーベルトがついているので肩にかけて移動できるのでフルパニアでも荷物の持ち運びが楽ちんです!
更に、インナーバッグには小物入れがあったり、中で収納スペースが分けられたりしており、荷物の整理もかなりやりやすくなるというメリットもあります。
これは実際に使えばありがたみがわかるので、騙されたと思って一緒に買っておいてください!
まとめ
というわけで、フルパニア化するときに検討するであろう4社について解説しました。
はっきり言って日本の公式サイトでも情報を探すのが結構大変で、海外の本家サイトを隅から隅まで読みながら作成した記事なので、多少は役に立つかなと思います笑
基本的には用途・デザインで選ぶのが間違いないと思われますが、キャリアがバイクによってあったりなかったりなので、無い場合は素直に諦めるしかないですね。
SSのような場合はやはり対応していない場合が多いので、その場合はキャリア無しで使えるサイドケースなんかが視野に入ってくるのかなと思います。
とりあえずそんな感じで、以上4社の中で気にいったものが見つかれば幸いです!
コメント
バイクのキャンパーにとっては
アルミケースは椅子になったりテーブルになったりと
物を積むって要素以外も重要なのに
樹脂もアルミもスタイルしか違いが無いみたいな結論は
ちょっと違うんじゃないかと思われ。
確かにキャンプを考慮するとおっしゃる通りですね!
補足ありがとうございます!