初めて海外ヘルメットを購入するにあたり、規格について改めて調べたので軽くまとめておきます。
もっと詳しく解説しているサイトは他にもあるとは思いますが、この記事ではとりあえず法律上での使用は問題ないということを頭に入るような構成にしています。
関連して帽体がABS樹脂(プラスチック)の話も:
初めて海外ヘルメットを購入してみた(今回はアメリカブランドのオニールを購入)
今回はじめて海外ブランドのヘルメット(オニールというアメリカのブランド)を購入してみたのですが、購入前の事前調査で規格と帽体素材の話がよく出てきていたので軽く海外ヘルメット購入時に気になる規格の話をまとめておきます。
ちなみにオニールのヘルメットについては、DOTとECE 22.05という海外の規格は取得していますが、国内の規格については取得していません。
結論から先に書いておくと、法律上使用は特に問題はありません。
帽体と購入したヘルメットについては以下のページにて。
海外ヘルメットの話をするならよくでてくるあろう話は規格
ヘルメットの規格に関しては様々なものがありますが、特に国内で有名な規格はPSC、SG、JISの三つになります。
他に有名な規格でいうと、アライのスネル規格や、レースで使用するのに必要なMFJの規格などがあります。
国内でヘルメットを「販売」する場合、PSCは必ず取得しないといけない
まず初めに、国内でヘルメット販売するにはPSC規格を必ず取得する必要があります。ですから、PSCを取得していない海外ヘルメットについては日本国内向けの販売はすることができません。
ですが、ebayなどの海外通販で個人的に勝手に買う分に関しては特に規定はありません。
使用に関しては、法律ではJIS、SGなどの規格は「推奨」されていはいるが、必須というわけではない
販売・購入については上記のとおりです。
使用についていえば、法律ではSG、JIS規格を取得しているヘルメットの使用が「推奨」されてはいますが、必須ではありません。ですから、それらの規格を取得していないヘルメットを使用したからといって法律上なんらかの違反になるということはありません。
PSCを除く規格についてはメーカーが各々で取得しているもの
結局規格というのはメーカーや販売店側が独自に取得してるものです。(はじめに書いたように、PSCだけは国内販売するのに必要)
もし使用が違反になるのであれば、明らかに250cc以上のバイクでPSCやJISで定める125cc以下の半ヘルを使用しているライダーを片っ端から止めて違反をとることができちゃいますからね。現にそういったことは起こっていません。
故に、国内の規格を取得していない海外ヘルメットを使用するのは法律的にも問題ない
ですから、例えば今回私が購入したオニールのヘルメットのように、国内の規格を取得していないヘルメットを個人で海外輸入して個人的に使うぶんには特に問題はありません。PSC含めその他の規格は日本向けの認証なので、海外に向けて販売している分には日本の認証や規格はわざわざ取得する必要ないわけですからね。
とはいえ、今回はAmazonで購入しているので、販売店側は問題はあるといえばあるとは思いますが、購入する側は特に関係ない話でしょう。
法律的にOKだからといって、謎ブランドのヘルメットを選ぶのはやはり避けたほうがいいのには変わりない
とはいえ、明らかに品質が悪そうな謎ブランドのヘルメットを使用するのは避けたほうがいいでしょう。
結局ヘルメットを使用する目的は事故時に頭部を保護することですので、規格云々の前に最低限その役割を果たしてくれそうにないものを購入するのはやめるのは賢明です。
オニールについては、もちろん比較的安価だったというのもありますが、アメリカのオフロードレースブランドということで品質も問題ないと判断したため購入しました。仮に他のものを購入する際に、事前の下調べで明らかに品質に問題がある場合は購入はしていなかったでしょう笑。(まあ結局頭のサイズが合わずすぐに売ったのですが笑)
国内ブランドの信頼あるブランドでも安価なヘルメットは結構ある
もし価格の部分がネックであるのであれば、国内でしっかりPSC、JIS、SGなどの規格を取得している安価なヘルメットブランドは意外とあります。
例えば、リード工業やウィンズジャパンあたりですかね。(恥ずかしながら今までアライ・ショーエイ・カブト以外のブランドは見てこなかったのであまり知識はありませんが)
そこらへんから探すのも一つの選択肢だと思います。
海外のこのブランドのヘルメットが使いたいという場合については、そちらの使用は特に問題ありません。
関連して帽体がABS樹脂(プラスチック)の話も:
購入したヘルメット:
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