バイクにおいて「消耗品」である「ブレーキパッド」の残量の確認方法や交換時期の目安についてまとめておきます!
ブレーキパッドの交換方法はこちら:
残量の確認方法は、キャリパーを斜めから覗く
まず残量の確認方法ですが、キャリパーを取り外すといった面倒なことは必要なく、斜めからパッドのほうを覗くだけです。
車体によっては見づらいかと思いますが、頑張って見てください笑
ブレーキパッドの残量は、摩耗限界を示すパッドの溝やでっぱりで確認
次に覗いたパッドの残量の確認です。
ブレーキパッドには普通使用限界のマークがあるので、そこに到達したら交換という形になります。
このマークですが、例えば上の画像の真ん中の溝のようなものであったり、左側のでっぱりであったりパッドによって異なります。
他にも、パッドの使用限界に線が引いてある場合なんかもあります。
摩耗限界に到達したら交換でも問題ありませんし、不安ならその少し手前で交換してもいいでしょう。
全てのパッドが必ずしも均等に減っていくとは限らないので確認するときは必ず両方チェック
ブレーキパッドは必ずしも全てのパッドが均等に減っていくとは限りません。
主な原因はブレーキング時のピストンの出方や戻り具合の差ですね。あとはディスクローターが歪んで引きずり気味であったりすれば摩耗速度も早いと思われます。
限りなく理想に近いコンディションが常に保たれているのであれば減り方はおそらく均等になるでしょうが、現実的には様々な状況で使用していくうちに状態の差が出てくるものですので、ブレーキパッドの残量を確認するときは必ず取り付けられているもの全てを確認しましょう。
そのうち一つが使用限度域に達していれば交換してください。
寿命や交換時期、距離はパッドや使い方による
というわけで、どこまで使えるのかは上記のようにパッドの実際の残量で判断してください。
尚、寿命や交換時期、使用距離については、パッド自体やその人の使い方によるので一概にこうと言うことはできません。
ブレーキパッドの材質によって減りの早さが違いますし、その人の使い方、例えばサーキットなどで急激なブレーキングを多用するならば当然減りは早いですが、街乗りで穏やかなブレーキングをするのであれば減りも遅いです。
【余談:上級者向け】ブレーキング性能を重視する場合は半分ぐらいで交換するのがいい
この項は余談・上級者向けの知識になります。
ブレーキング性能(効き・タッチ)の維持を気にする場合はパッドの厚みが半分ぐらいになったら交換してください。
というのも、パッドが減ればキャリパーのピストンが押し出される量(露出量)が増えることになるのですが、この押し出される量が多ければブレーキパッドの動きや傾きに対してピストンの首振りが大きくなり効きやタッチに影響を与えるからです。
が、これは上級者向けの知識ですので、普通にバイクに乗って楽しむ分には摩耗限界まで使っても全く問題ありません。
【参考2】減るのはパッドだけではない!ブレーキディスクも消耗品というのを頭に入れておきましょう
この記事では詳しくは解説しませんが知識として、ブレーキディスクもパッド同様に摩擦で削れていく「消耗品」です。
ブレーキディスクにも摩耗限界が存在し、上の画像のように最小の厚さが書いていたり、書いていない場合はサービスマニュアルに示されています。
上の場合は、MIN. TH. 3.5mm、つまり3.5mmの厚さになったら交換してくださいということですね。
参考までに!
まとめ
というわけで、ブレーキパッドの残量の確認方法と関連の情報でした。
そんなにすぐ交換するものでもないので、たまにチェックするぐらいで問題無いかと思います!
逆に、交換時期が迫ってきている場合はブレーキカスタムの良いきっかけになりますね。
ブレーキパッド交換は、ブレーキカスタムでまず考慮すべきものになります。
ブレーキパッドの交換方法はこちら:
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