ちょっとネットでディスクの話を見たのでバイクのブレーキディスクの錆についてさらっと書いておきます。
先の結論を書いておくと、ディスクの錆は特に対策する必要はなく、走行してブレーキをかければ錆は落ちます。
これはバイクであろうと車であろうと一緒です。
ブレーキディスクの錆は何も対策しなくてOK。走行してブレーキをかければ勝手に落ちます
冒頭に書きましたが、ブレーキディスクの錆は特に特別な対策は必要ありません。
そもそも、ブレーキディスク自体消耗品で、制動時におけるブレーキパッドと摩擦で少しずつ削れていってるんです。
ですから、ディスクに錆がついていたところで、結局表面が削れていくので錆も一緒に勝手に落ちていくというわけです。
ディスクの錆の原因は、塗装されておらず金属がそのままむき出しなため
そもそもディスクはなぜ錆びるのかですが、先ほど書いたようにブレーキパッドとの摩擦で削れていき金属がむき出しの状態になっているからです。
バイクの部品で錆びない金属は、基本的には塗装がされていますが、ディスクについては塗装したところで表面がどんどん削れていくので塗装ができません。
もちろん金属によっては錆びづらいものもありますがね。
ちなみにディスクが錆びていると、バイクの押し引きでディスクの錆とブレーキパッドが干渉するので明らかに動きが渋くすぐわかります
ちなみに、ディスクの錆はまあ見たら一発でわかるのですが、見なくてもバイクの押し引きで明らかにホイールの動きが渋くすぐにわかります。
錆って金属の表面につくので、もともとはクリアランス(隙間)があるはずのディスクとブレーキパッドの間を埋めてしまって、押し引きでブレーキパッドと干渉したりするからです。
ブレーキパッドと錆がこすれてちょっとこすれ音が出たりします。
ちなみに余談ですが、ディスクの錆がないのにホイールを回転させてたまにこすれ音がする場合、ディスクが曲がっている場合があります。
ディスクの対策は必要ないのですが、ディスクの錆についての知識が無いバイク初心者の場合は、他の部分の整備が必要な場合があります。例えばチェーン
という感じで、ディスクの錆については放置でOKということはわかっていただけたと思うのですが、検索でこの記事にたどり着いた場合はおそらくバイク初心者の方だと思います。
その場合、ディスクが錆びているということは・・・チェーンも錆びている可能性が非常に高いでしょう。
チェーンの錆についてはちゃんと清掃と注油というメンテが必要になります!
チェーンの錆については明らかに走行性能に影響を与えるので、ディスクが錆びていたら一度チェーンもチェックしてみてくださいね。
詳しいメンテ方法については以下の記事にまとめているので合わせてどうぞ
ディスクの錆防止策というか・・・基本的にはバイクの保管には必ずバイクカバーを使用してください。もしくは屋根あり駐車場
バイクに乗ってなかったらやはりディスクは錆びるものですが、最低限錆びさせないような配慮はしておいてください。
基本的なことになりますが、
- 野外の保管ではバイクカバーをかける
- 雨の日や泥道を走行したあとは洗車する
らへんですね。
特に泥水がバイクについたまま放置しておくと、いろんな部品が一発で錆びるので注意してください。
またバイクカバーについてですが、野外で雨に野ざらしだと、雨が地面にあたりはねた泥がバイクについたりするのでその防止という感じです。
晴れていても風で舞い上がった土などでバイクに傷ついたりしますしね。
バイクに長く乗りたいならバイクカバーは必ずかけてください。
おすすめのバイクカバー:
まとめ
というわけで知識としては、「ブレーキディスクローターの錆は放置で構わない。走行してブレーキをかければ勝手に落ちる」でいいのですが、関連知識などを軽く紹介しました。
バイクは場所ごとに適切な整備方法対策が異なるので、正しい知識をつけて愛車を大切に長持ちさせてください。
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