さて今回は私の大好きなブランドでもあるイヴァンコ!で現在国内で購入できるオリンピックバーベルシャフトについて比較・解説していきたいと思います!
イヴァンコのプレート・バーベルセットの購入を検討されている方は是非参考にしてください^^
イヴァンコのオリンピックプレートの徹底解説はこちら:
イヴァンコのオリンピックバーベルシャフトで国内で購入できるのは4種類!
イヴァンコのバーベルを国内で購入する場合、基本的には正規代理店のフィットネスショップ経由からになり、オリンピックバーベルシャフトのラインナップとしては以下の4つになります!
モデル名称 | 耐荷重 | 価格 | 一言コメント |
OT-20 | 160kg | 59,400円 | 耐荷重的に選択肢に入らない |
COT-20 | 350kg | 75,600円 | 競技などは視野に入れていないなら価格的におすすめ! |
OB-20 | 450kg | 124,200円 | ブラックオキサイドコーティングのバー |
OBX-20 | 600kg | 135,000円 | この中で唯一のパワーリフティングバーで一番おすすめ! |
それぞれのバーベルの特徴について以降詳しく見ていきたいと思いますが、結論から言ってしまうとわざわざイヴァンコのバーベルシャフトを選ぶのならば競技でも実際に使われている一番ハイエンドのOBX-20がおすすめです!
OBX-20:イヴァンコの最高級バーベル且つアメリカで一番強い!正真正銘一生使える一本!
OBX-20はイヴァンコのバーベルでパワーリフティングバーとして売られているバーベルのうちの一つ且つ、国内で買えるイヴァンコのパワーリフティングバーはこれだけになります。
このバーベルは実際の競技でも使用されるIPF(国際パワーリフティング協会)公認品になります。
※イヴァンコでパワーリフティングバーとして販売されているバーベルは2つで、もう一つは国内では取り扱いのないOBXS-20になります
※ちなみに、ウェイトリフティング規格に準拠したOBSNBというバーベルもありますがこちらも国内では取り扱い無しです
イヴァンコ公式の謳い文句は「アメリカで一番強いバーベル!」ですw
OBX-20の特徴
- 引っ張り強度200,000P.S.I.以上:文字通り一生使えるバーベル
- マグ試験
- 超音波試験
- X線試験
- 極めて高い精度の直線(.006/ft T.I.R. 以下)
- 重量誤差わずか±14g:重量精度は言わずもがな
- 表面研磨
- 美しいブラックオキサイド仕上げ:強度と耐久性に優れている
- OB-20と同じ寸法(ただしOBX-20はバー中央部もローレット加工)
- グリップ部分の径28mm
- IPF(国際パワーリフティング協会)公認バーベル
強度試験結果からも言える正真正銘一生使えるバーベル
OBX-20の強度は218,000P.S.Iです。
P.S.I.とはポンド毎平方インチのことで、上記数値はバーベルを左右に引っ張った時に破断する強度のことを示しています。
一般的なバーベルの場合115,000P.S.I.~150,000P.S.I.程度ですが、イヴァンコのOBX-20についてはその1.5倍近い値です!
200,000P.S.I.以上の強度があればそのバーベルは半永久的に使用できると言われており、強度試験からも正真正銘一生使える一本ということができます。
黒色はブラックオキサイド加工で強度と耐久性に優れている
OBX-20とOB-20は黒い色をしています。
これはブラックオキサイド加工によるもので、一般的なクロームメッキのバーベルと比較して鉄の強度を落とさず耐久性の高いバーベルに仕上げることができます。
ブラックオキサイド加工はそういった機能面でも優れているのですが・・・なにより黒色のバーベルはパワフルな印象を与えてかっこいいですよね!
極めて高い精度の直線
イヴァンコのOBX-20はその直線さも品質の高さを語るのに欠かせません。
単位で言うと0.006/ft T.I.R.以下、つまりバーベルの軸からの振れが30cm(1ft)あたり1.8mm(0.006ft)以下に収まっていると言うことです。
数値だとちょっとイメージしづらいかもしれませんが、とにかくめちゃくちゃ直線の精度が高いということですね!w
イヴァンコはこの直線精度を出すために普通のバーベル製造にわざわざ一工程加えているほどの徹底ぶりです。
さすがイヴァンコ。
OB-20との違いはシャフト中央にローレット加工しているかどうか
フィットネスショップの情報を見ると、OBX-20は耐荷重600kgで、OB-20は耐荷重450kgとなっていますが、米公式サイトのほうでは耐荷重に関する言及はなかったのでちょっとソースは不明です。
米公式サイトにはOB-20との違いとしては、シャフト中央部のローレット加工の有無についてしか言及してなかったので、耐荷重の差は実際のところどうかちょっとわかりません。
ただ、パワーリフティングなどを視野に入れた場合、パワーリフティングバーにはスクワット用にセンター部分にローレット加工がされているので、どのみちOBX-20を選ぶことになります。
モデル:OBX-20
価格:135,000円
耐荷重:600kg
OB-20:OBX-20のセンター部分のローレット加工無しバージョン
次はOB-20ですね。
OBX-20の解説でも書きましたが、OBX-20のシャフト中央部のローレット加工が無いバージョンとなります。
フィットネスショップによるとこちらは耐荷重450kgとなっていますがソースは不明ですw(フィットネスショップの独自検査かも?)
ちなみに、OB-20はJPA(日本パワーリフティング協会)公認バーベルです。
ただまあ、OBX-20との価格差は1万円ほどということを考えると、普通にOBX-20を選ぶのがいいかなという感じですかね!
モデル:OB-20
価格:124,200円
耐荷重:450kg
COT-20:パワーリフティング競技などは想定していない場合はこちらでもOK
OB-20とOBX-20が完全に競技を視野に入れたバーベルであるのに対し、COT-20はスペックさえ満たしていればいいよという人向けのバーベルです。
耐荷重は350kgなのでかなりハードにトレーニングを行う場合でも十分な数値を持っているのに加えて価格は75,600円とかなり手が出しやすい価格帯になってます!
同様の耐荷重のバーベルは個人向けのトレーニング用品メーカーでもありますが、そこはイヴァンコ、同じ耐荷重350kg、重量20kgでもやはり品質には差があるでしょう!
プレート類などをイヴァンコで統一したいが、特に競技目的でほしいわけではないという場合にはこちらでも問題ないと思います^^
モデル:COT-20
価格:75,600円
耐荷重:350kg
OT-20:一番安価だが耐荷重160kgなので選択肢には正直入らない
最後はOT-20です。
価格は6万円弱と国内で購入できるイヴァンコのオリンピックバーベルとしては最安値となっていますが、耐荷重が160kgと正直全然足りないかなという印象です。
自宅にわざわざホームジム環境を作るのであれば、スクワット、もしくはデッドリフトで160kgは是非とも超えていきたい数値です!
ということから選択肢には入りません。
また、高重量のトレーニングは万が一が命になるので、耐荷重には余裕を持たせておきたいというのも一つの理由です。
モデル:OT-20
価格:59,400円
耐荷重:160kg
シビアに重量管理したい場合はイヴァンコの競技用カラーがおすすめ
バーベル・プレートと高い重量精度を求めといてカラーで重量が変わっては意味がありませんw
そういった場合は、イヴァンコはしっかり競技用のカラーも取り扱ってるので一つ用意しておくのもありでしょう。
カラーも複数種類がありますが、ここでは競技用カラーCOC-2.5を紹介しておきます。
片側2.5kgなので、左右に取り付けた場合は+5kgになるので、カラーの重量を含めた重量設定ですね。
もう一つ競技用のカラーとしてはCO-2.5がありますが、COとCOCの違いとしてはメッキの違いですね。
色がグレーでいいのであれば、CO-2.5のほうが価格は少し安くなっています。
普段のトレーニングの場合は着脱が簡単なスプリングカラーがおすすめです^^
これは別にイヴァンコじゃなくてもいいと思いますがw
まあグリップのとこにロゴが入ってるのでせっかくならイヴァンコで統一するのがいいかもしれませんねw
まとめ:イヴァンコをせっかく選ぶのであれば多少高かろうがOBX-20がおすすめです!!
というわけで、以上の解説を読んでいただけるとわかるように、
- OBX-20
- COT-20
の2択になります。
個人的な意見を言うと、せっかく数あるトレーニング用品ブランドからあのイヴァンコを選ぶのであれば、是非ともOBX-20を選び、その品質の高さを感じ取っていただきたいです!
そして、バーベルシャフトは基本的には買い替えはしませんからね。
初期費用が多少上がると、やはりハイエンドのものを購入しておいたほうが日々のトレーニングに身は確実に入ると思います!
というか、そのためにイヴァンコが気になってるんですよね?w
まあそんな感じで!ではでは~。
イヴァンコのオリンピックプレートの徹底解説はこちら:
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