というわけで東北ツーリング3日目、いよいよ本州最北端の下北半島を巡ってきました!
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4日目:
2日目の負債を取り戻すべく、まさかの下道444km!
2日目は台風の影響で昼間から久慈の健康ランドにいたので、1日目に結構頑張って北のほうに来たにもかかわらず2日目で結局プラマイゼロ、むしろマイナスぐらいの移動距離になってしまいました。
なんとしても本州最北端まで行ってしまいたかったので、3日目はちょっと無理して上記のようなルートになりました。
444km、丸一日かけて走る距離としてはちょっと長いぐらいですが、問題点は全て下道ということですね。
走行距離を押さえようと下北半島周辺で宿をとることも考えられましたが、今回のツーリングは宿はその場その場で探すという感じにしていたので、なかなか良いホテルが無く、十和田湖のゲストハウスの予約をとったため距離が伸びてしまいました。
というか、3日目は帰りのことも考えてもともと十和田湖に宿泊予定だったので、逆にこれより手前だと4日目の帰りが相当しんどかったかもしれませんね(まあこの位置からでもめちゃくちゃ遠いのですが)。
まあ物理的な距離はもうどうしようもないので、できるだけ朝早く出発するしかないです笑。
久慈健康ランドを6時半出発も周辺ガソリンスタンドが7時からばかりで結局
というわけで健康ホテルの仮眠室泊2500円でした。
この時期、やはり一晩寝ると寝汗でべったりなので、朝起きてさっと朝ぶろに入りました。
健康ランド泊は24時間自由にお風呂に入れるのが強みですね。
とりあえず朝の6時に準備をして、6時半ごろに出てガソリンを入れてから北に向かおうと思っていたのですが、周辺のガソリンスタンドが7時からばかりだったので、結局30分ほどコンビニで朝ごはんをとってからの出発となりました。
寒立馬が放牧されてるスポット尻屋崎へ!
まずは、下北半島に行くなら是非とも行ってみたいと思っていた尻屋崎へ。
ここは、「絶景ツーリング47」に紹介されていたスポットで、馬が放牧されているのが特徴です。
下北半島周辺を巡るなら時間的に途中寄り道をすると結構厳しいので、黙々と北に走っていきました。
尻屋崎ビジターハウスのゲートが、尻屋崎周辺の入り口になります。
このゲートは馬が逃げ出さないためのもので、自動で開閉して車両で入ることができます。
そしてやっと到着です。
奥に見えるのが尻屋崎灯台ですね。
写真を撮るためならフラットダートぐらいなら全然走ります笑。
反対側の景色はこんな感じ。
途中雨もぽつぽつと降ったりと天気が悪かったのですが、写真はなかなか荘厳な感じに撮ることができました。まさに「最果て」って感じですね。
寒立馬が放牧されており、非常に人に慣れている
で、尻屋崎はなんといっても馬、寒立馬(かんだちめ)が放牧されているのが特徴です。
人に慣れているので、こんなに近づいても一切危害無しです。
尻屋崎灯台
こちらは尻屋崎灯台です。
登れるようでしたが、今回は非常に気温が寒く行動力が下がっていたのでパスしました笑。
運よく帰り際に馬とのツーショットに成功!
で、バイク+馬の写真をなんとかとりたいと思っていたのですが、タイミング良く帰りに普通に馬が道路を塞いでいて通行できなかったので、その隙に一緒に写真を取りました笑。
天気はちょっと悪いですが、ツーリングブログの記事に使う画像としてはなかなか良い写真を撮ることができました!
下北半島、大畑町のご当地ラーメン、イカ墨ラーメン
尻屋崎を後にしお昼ご飯ですね。
いくつか選択肢はあったのですが、今回はイカ墨ラーメンをチョイスすることに。
こちらは大畑町の美奈美食堂ですね。
大畑町は、イカ漁が盛んなため、イカ墨を使ったラーメンです。
イカ墨ラーメンはこちらです。
真っ黒いスープと思いきや、イカ墨が使われているのは麺のほうでした。
スープは普通のわかめスープって感じであっさりめですね笑。
味は普通でしたが、まあご当地ラーメンを経験しとくのならおすすめです。
本州最北端、大間崎へなんとか到達!
昼食をあとにしていよいよ本州最北端の大間崎です。
いやーやっと来たなあーと思い、それ以外特にすることはなかったのですが笑。
奥に見えるのが弁天島の大間崎灯台ですね。
ここからぐるっと一周するルートも考えたのですが、距離的に厳しいと断念し来た道を戻り十和田湖へ向かうことにしました。
この来た道を戻るってのはツーリング的には結構許せない行為なのですが・・・笑
ちなみに、今地図を見てると下北半島から津軽半島へフェリーで渡れるっぽいですね。
日程的に余裕があればフェリーを使って青森県を周遊するのも一つの手でしょう!
せっかく下北半島まで来たので恐山(日本三大霊場の一つ恐山菩提寺)にも寄りました
あとは宿のある十和田湖へひたすら向かうだけですが、途中恐山があったのでせっかくなので寄ることに。
名前だけは結構有名ですよね、イタコの口寄せをしているスポットです。
具体的には恐山の菩提寺という寺院になり、日本の三大霊場の一つに区分されます。
平日の夕方ということもありほぼ人はいませんでした。
恐山に実際に訪れてまず感じるのは硫黄の香りですね。
草津に近い雰囲気を感じさせます。
たくさん石が積まれていますが、これは火山ガスを空気と効率よくなじませるためだそうです笑。めっちゃ合理的!
菩提寺の裏側には広いスペースが確保されており、そこには上の画像のようにおそらく硫黄がまじって黄色くなった湧水があったりと、独特な雰囲気でした。
ちなみにウィキペディアを見ながらこの文章を書いているのですが、恐山を参拝したときに頭痛や倦怠感が出る人は、霊的な現象ではなく有毒ガスによる軽い中毒症状とバッサリ書かれていますね笑。
宇曽利湖・極楽浜
向かいに宇曽利湖を臨む。
供養のための風車と合わさって非常に絵になりますね。
ちなみにこの風車、供養も間違いないの位ですが、火山ガスの風下に入らないための工夫でもあるそうです・・・笑。これまた合理的ですな。
この宇曽利湖、透明度が非常に高いのですが、これも火山ガスが起因し、酸性値が高く植物や生物が生きるのに適していないからだそうです。
ぐるっと一周を終えて菩提寺を後にします。
恐山の冷水
恐山から南西に抜けてむつ市街のほうへ行きますが、途中に恐山の冷水があるので例のごとく水筒に入れて帰ります笑。
ちなみにこの水・・・飲めば若返ると言われるスーパーウォーターなのですが、ウィキペディアにはろ過や殺菌処理をしていない生水なため一度沸騰させたほうがいいと一言入れてあります。
ま、こういうのは飲んで耐性つけていくものなので・・・笑。
連日雨の中の走行のためドロドロ
連日の雨の走行のために足回りがドロドロになってましたorz
出る前に洗車とチェーン清掃したのになー!!!
ま、でもこれぞツーリングって感じですよね。
使い込んでいろんな所に連れてってあげたい(連れてってもらいたい)ですね。
宿を十和田湖でとってしまったので、後はひたすら下道
下北半島は3か所しか寄っていませんが、距離と時間的にもう限界なのであとはひたすら走り十和田湖へ向かいます。
この日の宿は十和田湖ホステルです。
近くに十和田湖バックパッカーズというゲストハウスもありますがどうやら姉妹宿のようですね。
途中ご飯処を探すも時間的に全滅
恐山を出たのが午後5時半ごろで、そこから十和田湖まで約150km。
無休憩で走っても3時間ぐらいかかる計算だったので、絶望しかなかったのですがとにかく走るしかなかったです。
チェックイン時間をなぜか7時半にしてしまったので、もう普通に間に合わなさそうでしたがとりあえず頑張って南に向かうことだけ考えました。
十和田市に入ったあたりで、チェックイン時刻に間に合うか間に合わないかなー連絡いるかなーとか考えていたら、ホステル側から電話があり私のチェックイン時間には既に無人になっている旨とチェックインの流れの連絡があったので、どこか適当なところでご飯を食べることにしました。
せっかく十和田湖らへんに来たので十和田湖周辺のご飯処をマップルで確認しそこへ向かったのですが、時間的に間に合わず全て全滅。
もう諦めて先にチェックインだけして近くの地元のコンビニっぽいところで何か食べようと考えていました。
十和田湖ホステルは無人宿、しかしシリアル食べ放題だったりレトルトや缶飲料が販売と充実
というわけで、なんとか宿に到着です。写真は次の日の朝撮ったので明るいですがね。
普通に小雨でしたが、入り口のとこの雨の下にバイクを置くことができました。
自転車で埋め尽くされていたので前側半分は普通に雨にあたっていましたが・・・笑。
ホテルに入ると、その日の宿泊者の一人が登場しなぜか丁寧にホテルのシステムについて説明してくれました。
こちらの軽食コーナーは無料で利用が可能で、シリアル・牛乳・オレンジジュースやらパンにジャムにバターなど食べ放題です。
これで一泊2500円なので普通にコスパ良すぎだと思いましたね。
で、こちらは簡易売店コーナー。
お菓子や缶飲料、レトルト系などを購入することができます。
この日の夜はもうくたくただったので、晩御飯はレトルトカレーを購入しました。
レトルト・・・普段自宅で食べると何も感じませんが、こういうとこで食べるとおいしさが1.5倍ぐらいアップしている気がします笑。
キャンプでレトルト系食べるのも似たような感じなんでしょうね。
シャワールームは水圧が弱く、ドライヤーも無いでまあお値段なりでしたが、キッチンが自由に使えたり洗濯機・乾燥機もワンコインで使えたりとで普通に長期ツーリングの間に挟むにはめちゃくちゃ使えるんじゃないかなと思いました。
この日の夜も普通にぐっすりです。
8月に長野のほうへ一泊したときもそうでしたが、田舎の夜、そして湖の湖畔?ってどうしてこうも涼しくて気持ちいいんでしょうね。
まとめ:下北半島をちゃんと周るなら丸々一日必要ですね
というわけで3日目はちょっと無理をして本州最北端まで行ってきました!
そもそも、下北半島の細長い入口の部分だけで50kmあるので、普通にツーリングするなら下北半島だけで1日使ってもいいと思います。
全体的に天気が悪かったので、ここらへんはまた後々巡りたいですね。
今回のツーリングは将来の長期ツーリングを想定して宿泊費をできるだけ抑える方向で計画を立てていたのですが、この日のゲストハウスも普通に印象がよかったので、今後とも積極的に使っていきたいなと考えています。
そういえば本文中に書きそびれたのですが、下北半島では日本一周中のライダー2人と会いました。
意外とやってる人いるんですね。
やってる人は勝手にやってる、そういう世界だと思います
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